『萌芽＊うつろいゆくエルミタージュ』ストーリー感想
4月にはいってルームボイスの季節が冬から春に変わりましたね。
始めたてなので既存ボイスと新ボイスの区別ついてないのですが、個人的にあやとりの話題（春限定ボイス？）可愛くて好きです。
お師さんの感心たっぷりの声色も良いし、切れ端を繋いだ糸で息抜きがてらあやとりしてそうなみかちゃんも良い。
お師さんのためにエッフェル塔とか作ってくれそう～。
前回イベントのミニトークに引き続き、お師さんの口からクラフトモンスターの話題が出てくるあたり、サークル括りスカウトも近いうちにあるのかな……とドキドキしています。
クラフトモンスターがどんな雰囲気なのか気になるし、敬人塾のほうも気になる。
月も変わり、もう次のイベント始まってますが、今回は『萌芽＊うつろいゆくエルミタージュ』のストーリー感想です。
内容がまとまっていないのですが、記憶が薄れる前にとりあえず感じたことだけ書き残しておきます。
～初めに～
このトピックはストーリーの内容とは直接関係ない、読み飛ばして大丈夫なところです。
長々書いてますが「オカルト要素が絡むと読解力が下がるタイプ」という個人的な話をしてるだけなので、気になる人以外はさくっと次のトピックへ飛んでください。
ファンタジーが好きとか恋愛ものは不得手とか、フィクションとの相性って個人によって差があると思うのですが、私の場合は今回のイベントストーリーのように物語のキーとなる謎アイテムの謎が謎のまま残されてしまうと話の理解が進まないタイプで、今回の話は相性が悪かったです。
一応弁明させていただくと、私の物語理解における得手不得手の問題なので、好き嫌いや内容批判ではないです……！
有名どころだと、映画『ジュマンジ』では作中の謎アイテムを誰が何のために作ったものなのか腑に落ちない疑問を抱えたまま内容を楽しめず、一方で映画『マスク』では作中の謎アイテムに関して「いたずらの神」と関係があると謎アイテムの出所が匂わされたのでそこで躓くことなく内容を楽しめたーーという感覚の違いがあります。
ホラーゲーム実況とか見るの好きだし、元からオカルト要素全開な世界観なら「そういう世界観だから」と特に謎の解明がなくても気にせず楽しめる。
ただ、あんスタの世界観はわりと現実世界に近い感じだと思っていたので、人形に魂を持っていかれるみたいなオカルト展開の謎が解明されず「いわくつき人形の仕業」なのか「影片みかの自己催眠」なのか「どっちも」なのかどうとでも受け取れる感じに話が収束したことで混乱した。
個人の得手不得手なので理解されにくいかもしれませんが、そんな感じで今回ストーリー内容をうまく咀嚼できていないです。
せっかくみかちゃん☆5イベントだったのに悔しい～！
ちなみにマドモアゼルに関してもミリしらの頃はオカルト的な存在に感じて戸惑っていましたが、作中でお師さんの腹話術であるという客観的な言及があるうえにネヴァーランドでお師さん自身から納得いく見解が出てきたことで私の中の引っかかりは解消されました。
特別な存在ではあるものの、理解が及ぶ範囲のものだった。
ざっくり言うと安心毛布だな……と納得しています。ざっくり言い過ぎだけど。
ということでオカルト不得手の話をしたところで、次のトピックから本題のストーリー感想です。
ストーリー全体については上記の理由で深く読み込めなかったため、個々の描写への言及にとどめています。
＜プロローグ＞・＜日曜日＞
訳あり品を買っちゃうお師さん……やめとけやめとけ～！
寮のカウンターでカイワレ育ててるしののん癒しだな。
急いでるから牛乳だけ飲んでいく…！？
なんだろうこの、成長期男子っぽい所作……。
背を伸ばしたいとかでは無さそうだし、栄養士兼マネージャーのアドバイスかな。
成長期に骨量たくわえておくの重要だからね。オタクとして推しがカルシウムとってることが知れて嬉しいです。
急いでるときに牛乳飲める乳糖耐性あるタイプの影片、地味に萌える。
普通のご飯食べるとお腹壊すみたいな話してたのに、健やかに育っていることが知れて良かった。
お師さんが帰ってくる前日は寝付けない影片可愛い。本当にお師さん好きだね。
ここ好き。
サプライズお迎えのために真冬でも汗だくになるほど全力で走る……青春だなぁ、とアラサーは泣きそうになる。
誰かに会いたくて走るっていうシチュエーションそのものがエモい。
他の人の感想を見て気づきましたが、ここの「汗をかく」も食べる熱がる痛がるなど他の部分に通じる人間らしさの描写でしたね。
萌えるあまり目が曇って、そこまで気がつかなかった。
話が逸れますが、あんスタのテキストにおける「？」の使い方って疑問系としての使用ではなくイントネーション補助の役目で使われてるっぽいときありますよね？
特定のライターというわけではなく全体で共有してる手法っぽいし、これ最初わりと戸惑った……。
お師さんのお世話やきたがる影片みかが可愛い。
電話だと優しいお師さん……そうだね……。
先日、ズ！！メインストがフルボイスだということでValkyrieが出てくるところだけちょっとボイス聞いたんですけど、お師さんの☆5カード開花前のイラストになってるラブラブ国際電話シーンが思っていた以上に超ラブラブ国際電話でオタクはビックリしちゃったよ……。
普段ツンケンしてるお師さんがあの温度感で毎日のように電話してくれるの、影片みかの情操教育に良いのか悪いのか判断に困るところ。
ネヴァーランドのときも「仲良し同居生活」（※言葉のチョイスからして夢と希望が溢れている）で買い物したり一緒にご飯食べたりしたいって言ってたけど、今回も10代の子の日常を一緒に楽しみたがる姿が微笑ましい。
「お師さんが好きそうな手芸店～中略～おれが案内したかった」ていうみかちゃんの台詞から垣間見える奉仕欲的なもの、めっちゃ良い。
「案内したかった」と言うだけならふんわりした願望だけど、「おれが案内したかった」と言うのは個人的な欲求でしょう。ありがとうございます。
専用衣装の雰囲気やホラー好きの趣味でみかちゃんはもともとダーク路線好きなイメージだったけど、お師さんが意外がるってことは普段作るものの雰囲気は明るいものが多いのかな？
＜月曜日＞
影片みか、人見知りのわりにめっちゃタメ口で喋る！
先輩相手なのに！？敬語苦手なのか？
泉さんとの会話で愚痴をこぼしてるだけの共感型思考と結論を出そうとする論理型思考の食い違い起きてるの、面白かった。
過去のストーリー読むタイミング見計らってるせいで『スカウト！ティディベア』の話もまだ一部見ただけの状態で語ることになり申し訳ないですが、お師さんの「花が咲いてるね、綺麗だね」ってお喋りを「どうでもいいこと」と語るところや、先日読んだ『スカウト！プリティ５』で自分が分からない話には「うんうん、わかるで」でとりあえず全肯定していることが判明したり、言葉の節々に見える影片みかの「雑」さ良いです。
雑と言うと悪い言い方かもしれないけど、さっぱりしている。
顔めちゃくちゃ美しいし憂いのある歌声なのに中身まぁまぁ雑なところがある影片みか……このバランス感が最高。
みかちゃんが「うん」って言うの可愛くて好き。
どっかのストーリーで「おん」が「うん」に修正されたっていうの見て萌えました。
関西弁キャラだから「おん」で許されそうなのに、「うん」て言うの可愛いよ。
集合時間より早めにレッスン場所に居るお師さんと、そのお師さんより先に居ることが多いみかちゃん良いです…良い……。
食事制限中の泉さんに合わせた粗食レベルの朝食に対して「重い」って言うお師さんが心配だよ……。
食べる量増えたらしいみかちゃんに関しては喜びしかない。いっぱいお食べ～！！
童話……昔話……昔のValkyrie……初期イメージはそういう感じだったらしい。
この辺から話が本題になって、みかちゃんが「人形」だった昔の感覚が思い出せないという話が始まる。
＜火曜日＞
「昔はちゃあんとお師さんの人形になれてた」
「あの頃の感覚を思い出せへん」
ここらへん、伏線っぽいので後述で触れます。
だよね。
みかちゃんは自分が不幸だなんて思ってなかったし、人形としてお師さんの役に立てることに喜びを感じていたよね。
二人の向き合い方について悩んで変化を望んだのはお師さんのほうだから。
みかちゃんはお師さんの才能に心酔してるうえ、アイドルとしてもまだ未熟な状態だったから、決められた役割をこなすだけということに不満もなければ後々振り返って「前は楽やったんやけどなぁ」とさえ思っている*1。
『スカウト！プリティ５』のストーリーでも緊急事態に「すぐに決断して命令してくれる」人が居れば良かったのにと考えたとき、お師さんの名前をあげているから、みかちゃんにとってお師さんの命令は横暴でもあったが頼りになるものでもあったんだろう。
前話の瀬名さんとのやりとりで見えた共感型と論理型でのコミュニケーションのズレがお師さんとみかちゃんの間でも起こっていて、「人形扱い」していた時期について人としてヒドいことをしたと反省してるお師さんと従うことが合理的だったと受け入れてるみかちゃんとで感覚がズレてるのかな～と改めて考えました。
異世界転移モノってあんスタの世界線でも流行ってるのか…という知識を得た。へー。
この日を境にして、みかちゃんの表現力が良くなるとともにぼんやりした時間が増えていく。
＜水曜日＞
斎宮宗、クロワッサン好きこすられすぎでは！？
いっそもうサン○ルクカフェと企業コラボしてあのロゴとにっこにこでツーショ撮ってほしいよ。ハピエレ頼む。要望メール送るか。
やっぱり信じるべきは斎宮宗の芸術的センスなんですよね！！
今回のＰＶに関わるセット、演出、衣装のすべてをハイクオリティに仕上げてくださってありがとうございます。
お師さん主導であの標本室やテラリウムのセットが組まれたっぽいの、斎宮宗が大天才だと改めて思い知らされて最高～！！！ありがとうございます！！！
＜木曜日＞
瀬名さん的には先輩として一応気を遣って話しかけていてくれていたことが発覚。
みかちゃんは「揶揄われてる」とか「絡まれた」とか困惑しただけですが……。コミュニケーションって難しいね。
このへんの影片みか、立ち絵が不安定に揺らぐので虚ろなお人形感あって怖かった。
ここ、話の流れ唐突に感じて笑ったけど、瀬名さんが催眠とか言い出したのは「れおくん」の一件があったからなんですね。
………………というか瀬名さん……レオくんのこと…………「れおくん」って呼んでるんですか？？？
「れおくん」て……マジ？？？
え、え、……へ～～～。キモオタは興奮のあまりちょっと涙目になった。
「催眠に詳しい者」で夏目くん出てくるの面白いな。
瀬名さん、凛月くんのことは「くまくん」て呼ぶの！？
え！？さくまでくまくん？？？え、そこから？？？
二人の距離感、元クラスメイトって感じでいいですね。
個性の強い二人だけどツンデレ同士雰囲気近いし、またここの絡み見たいな。
「影片は影片になっていっている途中」って考え方良い。
みかちゃんが自分らしさを培っていく姿を見守っているお師さんいいな。
昔のお師さんは自分の思いどおりに人を動かすことで完璧を追及してたけど、今はパートナーの成長を促し見守ることがより良い未来に繋がると考えているの良い。
影片みかへの信頼から生まれた期待を感じる。
「喧しい」「生意気」「情けない」って評価は散々だけど、そういうところも含めて影片みかという人間を受け入れてるところ、愛じゃん。
私はプリパラ履修民なんですけど、ボーカルドールも完全性や永遠の象徴として書かれていたことを思い出して『0-WEEK-OLD（ラブウィークオールド）』を歌う影片みかの幻覚が見えた。
旧Valkyrieの二人が『0-WEEK-OLD（ゼロウィークオールド）』をもっと重々しくした感じの曲を歌ってた可能性についても考えて自分の妄想で勝手にエモくなるなどの自給自足もした。
いつかValkyrieにもゴシックな重厚感を保ちながらネジ巻きオルゴール的な要素を取り入れたダークメルヘンな曲もやってほしい。
「大事にしないことでしか大事にできない」のあたり、お師さんの言わんとすることがにわかには理解できない……。
人形に語りかけてる風で影片に語りかけてるのかと思ったけど、お師さん自身の言動を重ねているという解釈も見かけたので、過去スト読まないと理解が難しい場所っぽい？
ここの「孤独で苦しいだろう」「すこしわかる」って語りかけの直後にみかちゃんの立ち絵が挟まることにも意味があるんだろうけど、分からなかったなぁ…。
「拾い直して愛してくれる」
「君が影片を捕まえる必要などない」
この辺の台詞の威力すごいなぁ。実体験から出てきた言葉ですよね？
影片みかの「ずっとそばにいる」という愛情表現に救われた男の言葉ですわ……。
「きっと影片が君を手放さないでいてくれる」のあたりも、お師さんがそう感じてるという理解でよろしいか？
ズ！で永遠を誓わせた男が、ズ！！では永遠を信じるところまで到達した……てこと？？？やば。
ネヴァーランドでみかちゃんの私物を無断で処分して地雷踏みぬいたあとのお師さんの台詞だと思うと、斎宮宗は日々成長する男だな……と味わい深い。
人形へ語りかけていた台詞から影片への語りかけにシフトするときに挟まる接続詞が「だから」なのを見るに、人形へ語りかけている途中からすでに影片への語りかけも始まっていたのかな。
というか、人形を通じて影片に語りかけていたのかなと個人的には感じた。
お師さん、マドモアゼルの自我を認めていながらも自分の自我が移ったものであることも否定しないし。人形の仕業だったのか半信半疑って言葉が出てくるあたりからも、半分人形に、半分影片に語りかけてた感じなのかなーと考えている。
＜土曜日＞～＜エピローグ＞
ＭＶ撮影直前に内容変えるって、曲のレコーディングどのタイミングでしてたの？撮り直したの？と地味に気にかかってしまった。
まぁ、コズプロの資金力があれば何とかなるんだろう。ありがとうコズプロ。
お師さんの代わりに茨くんに嫌味言われることがあるらしいみかちゃん、申し訳ないけど笑った。
茨くんとみかちゃん、同級生だけど体育会系実力主義と人見知り隠キャだからまぁまぁ相容れなさそうではあるが……。
イベント後日に復刻された『スカウト！刑事ダンス』見たら、案の定会話が弾まない様子で更に笑った。
みかちゃんそっけなくされても馴れ馴れしくいけるタイプじゃないし、茨くんから特別興味持たれてる感じでもないから暫くはあんな感じだろうな……。
コズプロのユニット、2wink以外は年上のお世話に励む年下の集まりだから、そのうちジュンくん茨くんと三人で苦労談義とか惚気話に花咲かせてほしいよ。お待ちしています。
ここ好き。
お師さんウキウキでＭＶの計画してたけど、全部の準備終わってから冷静になってるの人間あるあるって感じで良い。
「影片のために用意された」とか「楽しんでくるといい」とか、送り出す言葉にエスコート感というかさり気ない思いやりが感じられるのも良いです。
「持ってるものに気づかなさすぎた」の辺りも、にわかの私には理解できる情報が足りてないっぽいけど、たぶん過去の自分たちのことに言及してるんだろう。
ヒントになる過去回想とか挟んでくれるとキャラ理解が深まって新規には助かるんだけどなぁ…。
「その永遠は幸福ではない」の「その永遠」が何のこと言ってるのかも判断に迷う。
理解できる人は理解できてたっぽいので、やっぱり過去ストーリー読んでる人向けの話だったのか、単に私と今回のストーリーの相性が悪いだけか……。
ここのみかちゃんの台詞に従うと、忘れてしまった人形の感覚は夢に近いものだったのかなぁと＜火曜日＞時点のの発言を振り返った。
みかちゃんが歌うことなくお師さんの人形として踊るだけだった頃の日々は、Valkyrieが人気絶頂の輝かしい時期であり、自分の意志とは無関係に状況が動いていく、良くも悪くも夢のような日々だったのかなぁとか。
エピローグではValkyrieの二人が穏やかな時間を過ごしている様子が見れて良かった。
お師さんは余暇の時間を必要としていないっぽいけれど、あんな感じでたまにみかちゃんのお願いに付き合ってくれるんだろうなーと思うと微笑ましい。ずっとそうしててくれ…。
冒頭で触れましたが、今回のストーリーは個人的に理解が不得手なジャンルの話でやや消化不良になってしまった……。
それに加えて、しののんが関わってたり人形モチーフだったり過去のValkyrieの振り返りだったり花言葉の話も出て来たけれど「なずな」の話は一ミリぐらいしかないこと*2にちょっと肩透かし感もあった。
肩透かしも何もにわかオタクが一方的に期待膨らましてただけなんですけどね。
過去の話も知れるのかなーとワクワクしていたけれど、それはまた別の機会かな。
まとまりないですが、今回の記事は以上です。
イベントの合間に復刻スカウトのストーリーもちょこちょこ読んでいるので、その辺の感想もまとめたいなーと考えています。
