にわかヴァ推しの備忘録

ヴァ担になる予定のにわかオタクの備忘録。あんスタ未プレイにわかオタクのゲーム音痴が少しずつゲームプレイしていく予定。

『スカウト!ホワイトブリム』『スカウト!ドールハウス』感想

朗報!みかちゃんのシャッフルユニットが発表されました~!!

イースターの兎モチーフ衣装可愛い~!
フォーマル×ファンシーなデザインとパステルカラーでまとめたお衣装可愛いすぎて…じっくり拡大しながらみかちゃん見てたら至福のあまり涙目になっていた。手…手が…ぴょんぴょんする前のタイミングって感じで…最高。
詳細は今夜の月スタかな?
アップテンポな曲調だし、期待大…!!楽しみにしています!!!

……ところで、勝手に2人ユニットのメンバーはシャッフル企画では☆5に選ばれないと思って油断していたのですが、今回ひなたくん☆5っぽくてお師さん☆5の可能性が急上昇してきたぞ???軍資金貯めないとなぁ。

 

 

今回はズ!!二周年記念で復刻されていたたテーマスカウトのストーリー感想。一回目。

最初の復刻のニャン銃士~お菓子の家はストーリーを解放できることを知る前に公開期間が終了していたり、その後のストーリーもとりあえず解放はしたけどまだ読めていない話が大半なのですが、Valkyrieが登場する話はLP回復待ちのあいだに読んだりしていました。
ということで、復刻スカウトのなかでも限られた数話への言及のみとなりますが、全部一気に投稿するとさすがに長いので何回かに分けて投稿します。

今回はテーマスカウト復刻が始まった時期にちょうどリアルタイムで開催されていた『スカウト!ホワイトブリム』と『スカウト!ドールハウス』の感想です。

今回の記事に関しては、純粋なストーリー感想というよりも、あんスタ初心者がスカウトのストーリー読んで考えたこととか思ったこととかの覚え書きの側面が強いです。
特に『スカウト!ホワイトブリム』に関してはほぼストーリー内容に触れていないのですが…次回からはもうちょっとストーリー感想っぽくなると思います。

 

 

 

 

 

 

『スカウト!ホワイトブリム

「貴族の遊び【潮干狩り】」という面白ワードに惹かれて、初めて読んだスカウトの話。
ズ!の話全然読めてないのにいきなりズ!!の話から読んでも混乱するかなー、とオート機能でさっと読み流すだけのつもりが後半はスマホぽちぽちしながらじっくり読んでいた。
とはいえスクショも特に残していなかったので、細かいところについての感想はまた別の機会に回して雑感だけ。

 

最初から集中してしっかり読んだらまた印象が変わるかもしれませんが、この短期間で読んだ複数のスカウトストーリーの中で個人的には一番好きだった話かも。

「貴族の遊び【潮干狩り】」というあらすじからすでに面白かったし、潮干狩りの実体がアレでキャラの対立関係や信頼関係が分かるストーリーなのが面白かった。

あと、やや特殊な加点ポイントですが、実装衣装がお貴族衣装って感じでストーリー内容と隔たりがあまりないのも良かったです。
いくつかスカウトの話を読んでから感じたことですが、個人的にはストーリーと衣装にある程度繋がりがあったほうがテンションがあがる。
私は話そのもの・衣装そのものへの満足感とは別に、話と衣装の親和性への満足感も求めるタイプだと分かった。
なんにでもストーリー性とかこぼれ話とか関連性を求めがちなオタクだしな。
あと、『スカウト!ホワイトブリム』は推しユニイベントの特効ガチャだった恩義もあるし、無意識レベルで好感度底上げされてるところもありそう。


個人的に好みな話だった理由の一つとして、ネヴァーランドを読んだときにも感じたことですが、あきらさんの書く文章はかなり読み慣れた味がする。
リアル厨二時代に読んでたラノベの懐かしさに包まれる。
あきらさんの作品は未読ですが、西尾○新と成田○悟の厨二系ラノベにどっぷり浸かって育ったオタクなので、世代の近いあきらさんの文章にも実家のような安心感を覚えた。
著作一覧見てファミ通文庫とか講談社BOXから出版されている方なことを知ったとき、妙な納得感があったもん。わかる……それっぽい。

 


話の内容に関しては、司くんと桃李くんがわかりやすくライバル意識を燃やしている傍らで、英智と日和がばっさばさキレのある言葉で切りつけあっている冷ややかな雰囲気が印象的でした。
旧fineのこと詳しくないので、英智さんと日和さんは元チームメイトだし仲いいのかな~と勝手に想像していたら真逆の険悪ムードでビックリした。
あれだけ険悪な雰囲気だされると過去何があったのか気になるし、根深い因縁があるならそれはそれで好きになる可能性もある……。
Valkyrieのこと履修していくうちに旧fineのことも自然と知っていくだろうから、ズ!のストーリー履修の楽しみがまた増えたな。

 

桃李くんが英智さんに憧れてる子なのは知っていたけど、その想いがとても真っ直ぐで良かった。
そして彼の真っ直ぐな憧れを見定めている様子を隠す気もない英智さん、コイツ……っ!!
こんなん悪役側のキャラ造形ですよ!?
このスカウトで実装されたカードの開花前イラストとかも、悪いこと考えてる顔つきだもんな。
最後の台詞の余裕綽々っぷりも含めて憎たらしい良いキャラだわ~!


あとあんずさんに関してはこの話がほぼ初対面でしたが、(以下、ゲームの構造に対する話で本筋からズレるので白文字化)思ったよりキャラが立っているというか、これだけしっかり固有の自我もったキャラなら立ち絵用意したほうが自然なのではと感じたけど…そうじゃないんだなぁ。
アイドルものってプレイヤー目線に置かれたキャラが黒子的な存在にされがちだよな。
私が普段あまりゲームしないタイプでもあるせいか、この黒子的なキャラの描かれ方は愛着が沸きづらくてなんとなく惜しい気持ちになる。
舞台背景の一部として描かれてる感覚で、せっかくネームドキャラと同等の扱いなのに立ち絵もボイスも用意されているほかのキャラと比べてモブ感を強く感じるため、作中で重要キャラっぽい扱いされているとこちらの認識とのギャップを感じる。
プレイヤー目線に近い特定のキャラがこのタイプの描かれ方するゲームに慣れていないので、あんずさんに愛着をもつには時間がかかるかもなーと感じた。
オタクとしての物心ついて以降にやったゲーム……Lament、学園祭の王子様、幕末RockFate、メギド72のラインナップだから……。
あとポケモンとかBACCANO!のノベルゲーとか。
システム的には学園祭の王子様が一番近いのかもしれないが、あれはもうプレイヤーがまんま舞台装置だったゲームだからなぁ。
舞台装置というには自我がハッキリしてるし、ネームドキャラというには背景に同化しすぎだし、曖昧な描かれ方されると扱い方を決めきれずに困ってしまうオタクなのでこの辺のゲーム構造とは相性悪いなと感じた。
キャラクターとして作中に出すなら、キャラクターとして愛着を持てる書き方をしてほしい~。


物語作品を通じて、書いてる側の意図と見ているこちら側の受け止め方が一致する(と思える)ことで得られる気持ちよさが私は好き。
なので、おそらく筆者が「このキャラはこういうキャラですよ」と書いてくれた通りに読んでいけるこの話は読んでいてとても気持ちが良かった。

桃李くんの真っ直ぐな好意、司くんの騎士道的価値観、英智のひねくれっぷり、日和の器用さ、各キャラクターの魅力や関係性が伝わってきて、彼らの背負うものやあんスタの世界観を深く知らない新規の私がいきなり読んでも楽しめる話だった。
キャラクターに惹かれてあんスタ始めたオタクなので、キャラクターの魅力を知れる話は満足度が高い。

七周年目前のジャンルに飛び込んでおいて一つストーリー読んだ程度でキャラのこと知った気になるのは烏滸がましいとも思いますが、膨大な過去ストを一から履修しなければリアルタイムで更新されていく最新コンテンツについていけず置いてけぼりというのはちょっと悲しいので……。
いきなり読んでも「分かったつもりにさせてくれる」話を提供してもらえるのは、「新参でも最新の話についていけるぞ!リアルタイムで楽しめて嬉しい!」とモチベがあがってありがたいです。
この話読んだことでほかのスカウトも読んでみようという気になれたし、個人的には最初に読んだスカウトがこの話で良かったです。

 

 

 

『スカウト!ドールハウス

イベント期間中だったけど、みかちゃん準メインの話なので気になって読んだ。
初めてちゃんと読んだスカウト。

この話を読んで、スカウトのストーリーと実装衣装は特に関係ない場合もあることを知る。
ドールハウスの衣装は別に話となにも関係ない……というか話にドールハウス感がない。
ファンシーな感じの可愛い話が読めるかと思ったらドールハウス要素ほぼゼロだったので残念だった……。

 

それはそれとしてストーリーそのものへの満足度はかなり高かったです!
翠くんの駆け出しヒーローっぷりを見て、軽率に翠くんのこと好きになった。
そして、現実だったみか兄ィ……!
影片みかの「みか兄ィ」の部分を伝聞でしか知らなかったので、この話を通して「みか兄ィ」とご対面することになりオタクは萌えと尊さで胸がいっぱいになった。

 


以下、シーン別感想。

 

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普通の一般家庭の高校生だぁ…もうこれだけで可愛いと感じてしまう。
お小遣い増やしてほしい理由の一つに「特大サイズのぬいぐるみ」が入ってるの可愛い。

 

敷地内の工事スケジュール把握してる影片先輩の社会で生活してる男感かっこいいな……。
社員証は犬に奪われてるけど。


二人とも『おもちゃのチャ○ャチャ』の話してる?
歌で小さい子たちあやしてたっぽいみかちゃん良良良~!!

 

「前にいたところ」って言うみかちゃんの言葉選びにも気をとられた。
ズ!で「実家」から通うの時間かかる~みたいな言い方してたよな???と確認*1したらやっぱり実家って言ってるから初期設定とのズレじゃなければ、「実家」=「前にいたところ」かな。
意識が変わって呼び方も変わったのか。
あるいはいくつかの施設にお世話になっていたことがあって、深く縁のあった場所を「実家」と呼んで、それ以外の施設は「前にいたところ」扱いしているのかもしれない。
どちらにしても、お父やんお母やん弟妹の言葉が出てくるわりに自分が生活していた環境について「うち」とか「実家」じゃなくて「前にいたところ」って言葉が出てくるの、みかちゃんにとって以前生活していた施設は私的な家庭環境ではなく集団生活の場だったんだなぁと感じて切なくなったな。

 

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みかちゃん……昔はケーキをお腹いっぱい食べたいみたいな普通の欲求があったうえで、小さい頃あんまりご飯食べてなかったし*2、焦げた料理美味しいし普通のご飯あんまり食べられない状態になってたのかと思うとしんどい。
マジでエルミタージュでご飯美味しいって言ってるの聞けて良かったよ…いっぱい食べて成長してくれ。
どんどん健やかになっていってほしいよ。

 

実際の工事をどういう言い方すれば迷って出てきた言葉が「機械でトントンカンカン」なの面白い子。
重機が入って~とか、業者さんが来て~とかじゃないんだ。
擬音語で臨場感もたせて説明するの、関東より関西地方に多い傾向らしいし、その辺の関係なのかな。

 

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翠くんとはこのストーリーがほぼ初対面だったんですけど、この辺の内情を聞いて愛しさこみ上げてきたよね…。
ヒーロー売りのチームに所属して、他はみんなヒーローっぽいのに自分だけそうできなくて「ダサくて情けない」って卑下するの、みんなのこと格好いいと思ってるからそう感じるんだよね。
最後に守沢先輩が登場したときの独白とか、流星隊の先輩後輩関係が伺えてエモくて良かったなぁ。

 

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ここ狂おしいほど好き。
ここから始まるみかちゃんによる「みか兄ィ」モード全開の励ましにオタクは尊さと萌えのあまり半泣きになった。

「気分変えたほうが良ぇかなって思って」
「かっこ悪いのってそんなあかんことなん?」
「傷だらけでボロボロになって」「そこもせんぶ引っくるめて子供らの憧れやったよ」
「本人が思ってる以上に人助けしてるなんてそれこそ『ヒーロー』っぽいなぁ♪」

両手打って落ち込んでた意識引っぱり上げて、かっこわるいのも『ヒーロー』らしさだよって優しく諭して、現状の翠くんを肯定してくれるまで笑顔でやりきる完璧なメンタルケア……なに?手練れのやり口では???

お兄ちゃんって呼びたい。

影片みかの兄力(あにぢから)に圧倒された。
アラサーじゃダメか?私の心の中の幼女がみか兄ィにメンタルケアされたがっている。
でもワンチャン妹になれたとして(※ワンチャンなどない)みんなの頼れるみか兄ィがいかにも育ち良さそうなお兄さんに抱っこねだってるところを見たら身内の見てはいけないとこを見てしまった気まずさから一瞬で反抗期迎えてみか兄ィを困らせたかもしれないから無関係のオタクで良かったな。

私がみかちゃんガチ恋オタなら、ときめきのあまり心臓はち切れたかもしれない。
一言で兄と言っても色々な兄が居るけれど、自分の未熟さに落ち込んでるところへ笑顔で寄り添って勇気づけてくれる優しいお兄ちゃんなの…少女マンガの登場人物?
あまりにも神対応すぎて現実感がないというか、女子にとって理想のお兄ちゃんすぎない?
こんなん絶対に絶対に絶対に女子受けがいい。
昔のキスブサみたいな企画でこの包容力がバレたらすごい勢いでバズりそうだな~と思ったところで、そういえば公式でもクリスマスの胸キュン系企画で一位取ってたことを思い出して、公式がその辺り全部計算尽くで影片みかのキャラクター作ってるなら怖いなぁと感じた。偶然かもしれないけど。

こんな優しくて包容力に溢れたお兄ちゃん、大好きになるに決まってるじゃん。
施設で頼りにされていたんだろうなぁ、という説得力を感じた良シーンでした。良きです。

 

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ここの翠くんの切り替えの早さと戸惑うみかちゃんも好き。
流星隊とValkyrieの違いというか、運動部の隠キャと文化部の隠キャの違いを感じた。

 

最後の「ヒーローの秘密は守るもの」オチも鉄板だけど綺麗に収まってて好き。
オチが綺麗だとやっぱり読後感がいい。

 

翠くん☆5の話として、彼のキャラクター性をよく知らない私でも彼を応援したくなる姿が描かれていて良かったし、全体としても細かい萌えどころとしても、かなり満足感のあるお話で良かった。

 

 

 

以上、今回は感想っぽくない話ばかりでしたがこの辺で。
今夜の月スタ楽しみだよ~!!
シャッフル曲のMV公開されたらまた感想投稿します。
可愛いみかちゃんが見れるのめちゃくちゃ楽しみだ…。

*1:追憶*マリオネット「Girls Talk/第二話」

*2:追憶*マリオネット「Girls Talk/第二話」